日常の格納庫

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萌え属性「闇キャラ」の考察と紹介

※この記事は2017年2月18日に他所で書かれた記事を移植したものです。


 今回はいつも以上にぼくの趣味嗜好をさらけだすことになる。

 過去の記事(これこれ)でちょいちょい触れているホーリーというキャラクターと、闇キャラという単語。それについて徹底的に掘り下げるときがついに来たのだ。

 ついに来たのだじゃねーよそんなのいつでもいいし興味ねーよという方もいるだろうが、待ってほしい。ぼくはこの闇キャラという単語を流行らせたいから待ってほしい

 せめてぼくが唱える定義だけ覚えていってくれ。

定義「心の内に人に言えない闇、裏の顔を持つ女性キャラクター」

  あくまで萌え属性としての単語なので女性キャラクターに限らせてもらった。男が闇なんか持ってたって誰も得しない(断言)
 ひとつ注意点があるとすれば、物語の進行上、後天的に闇を獲得したキャラは「闇墜ち」なので別物
 あくまで初登場時で既に闇を持っていなければならない。つまり前記事で少し触れた桂言葉(School Days)は当てはまらないのでそれについて訂正と謝罪をしておく。

 オーキードーキー。この定義だけ覚えてもらったらもう帰っていい。……やっぱだめもうちょっと見てって。
 ここから先は具体的にキャラ名を挙げつつ、その闇とその魅力を解説していく。



case1.ホーリー(フラワーナイトガール)

 誰にでも愛想の良い、元気で無邪気な、それでいて相方のポインセチアを制御する大人な面も持ち合わせるといった第一印象。
 しかしイベント内でもたびたび思わせぶりな表情を見せる彼女が持つ裏の顔。「他人を信用できない」ポインセチア以外の一切を信用せず、その笑顔は人間関係で摩擦を生まないための武器である。
 そんな彼女も団長との交流を交わすにつれて少しずつ氷が解けていく。Hシーンの序盤では性行為を「単なる性欲処理」と考えるが、続けるうちに愛情表現としての一面に気付いていくのだ。そうなった後のホーリーのデレ加速といえばとてもじゃないが他のキャラクターが追いつけるものではない。
 このように周囲の人間に本当の自分を隠すキャラは多数いる。闇キャラの中でも分類するとすれば「闇仮面」とでも名付けられよう。



case2.絢辻詞アマガミ

 勉強や委員会の仕事を完璧にこなし、運動も人並み以上にできる完璧人間。さらにそれをひけひらかす素振りも見せず、聖人のようなキャラクターを演じる彼女だが、それは猫をかぶった姿に過ぎない
 本来の彼女を一言で表せばドS。それを知った主人公の橘を罵倒するようになるが、それでも関わってくる橘を次第に無下にできなくなるのだ。
 ちなみに彼女の態度や性格にはもう一つカラクリがあるのだが、これ以上はネタバレになるので自重。
 境遇こそ違えど同じような方法で闇を隠すキャラクターに、戦場ヶ原ひたぎ化物語がいる。二人あわせて「闇仮面」の分類を授けよう。



case3.八重花桜梨ときめきメモリアル2)

 彼女は過去にトラウマとなるエピソードを持つタイプの闇キャラ。元は真っ当なスポーツ少女だったが、周りに裏切られ心を閉ざしてしまう。
 好感度次第で二年生進級時に退学してしまうあたり、その闇は本物。過去のトラウマを上手く払拭できるかどうかがこういったキャラとの付き合いにおいて重要な点だ。
 ちなみにこういったタイプは「闇仮面」に発展することも多い。しかし八重さんの場合ははじめから主人公を遠ざけようとしたり、裏の顔を持っているふうでもないので新しく分類が必要だろう。黒歴史になぞらえて「闇歴史」と名付けよう。



case4.安心院なじみ(めだかボックス

 安心院さんの愛称で親しまれる彼女は裏の顔を持つわけでも。過去のエピソードによるトラウマがあるわけでもない。
 現実を現実と捉えられない、人を人として扱わないような思考そのものが闇である
 このように偏った「闇思考」を持つ者に対してやれることは、やはりそれを否定してやることだろうが、種類によっては難しいことだ。もっともこういうタイプの場合、今までの例と違って闇を晴らしたあとでも魅力が極端に上がることが少ないので、躍起になって晴らすこともないのかもしれない。



case5.薙切えりな食戟のソーマ

 彼女の場合、本人に闇があるわけではない。闇を持つのは家庭環境である
 純粋な子供だったはずだが父の教育により歪んでしまった性格。つまりこの場合、向き合うべきは本人ではないことが多い。影響を受けた人間を真っ向から相手取り、否定してやらねば前に進めないのだ。
 稀に羽川翼物語シリーズのように、自力で家庭との付き合いに折り合いをつけてしまうヒロインもいるようだが、基本的に主人公の助けは必要となってくるだろう。
 さっきからネーミングが単純すぎる気もするが、これは「闇家庭」とする。ぼくがルールだ。



 以上、ぱっと思いつくケースを5つ挙げてみた。きっと探せばまだまだ種類を細分化できるだろうから、この魅力的な属性をどんどん開拓していきたい。
 そもそもぼく以外にこの属性に対して魅力を覚える人間がいるのかという疑問についてはさて置いておこうか。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。