「ジョジョで何部が一番好き?」←6部を挙げる奴ガチで0人説
※この記事は2017年4月10日に書かれた記事を移植したものです。
ジョジョの奇妙な冒険という作品を語るうえで欠かせない話題が「何部が一番好き?」と「どのスタンドが好き?」である。
後者に関しては母数が多すぎるために、誰からも支持されないスタンドが出てきてもおかしくはないのだが、前者の母数は8しかない。それなのに6部が一番好きという人を見たことがないのだ。
ぼくとしても好きな順に並べれば2>4>1>3>5>6なので(7部以降は読んでない)、この説は非常に有力だと考えている。
それぞれの章を紐解けば、好きになる要素・魅力がいくつか挙げられる。もしかしたら6部にもそういったものがあるかもしれないので、検証のために実践してみよう。
1部 ファントムブラッド
・すべてのはじまり
・吸血鬼とそれに対抗しうる力
・師匠やお調子者の相棒といった、少年漫画の基本がよく描かれる
・以降の章に繋がる伏線や血縁など
2部 戦闘潮流
・前主人公の血縁者が主人公、前章のラスボスを超える敵
・前章における戦友の再登場
・能力を工夫したり、修行パートによってより強化
3部 スターダストクルセイダース
・スタンドという新たな要素、単純な能力バトル
・前主人公、1部ラスボスの再登場
・日本からエジプトといった、まさに冒険と銘打つに相応しい長距離移動
・主人公とラスボスの能力が一致
4部 ダイヤモンドは砕けない
・主人公がヒーラー
・舞台がひとつの町で完結し、日常要素が強い
・裏の主人公の存在によるダブル主人公形式
5部 黄金の風
・主人公の目的が成り上がり
・スタンドの強化といった新要素
・他章との関連性が薄い、独立した物語
6部 ストーンオーシャン
・主人公が女(かわいくはない)
以上が、ぼくの思うそれぞれの魅力である。こうしてみると一目瞭然。6部はB専の方にしか好まれなさそうだ。
これで6部を挙げる人がいないという説の証明になったとは言わないが、少なくとも根拠のひとつではある。きっとこの説を唱える意図は伝わったであろう。
6部の出来がいまいちだったので7部以降に手を出していないのだが、聞いた話によれば面白くできているらしい。近いうち、読んでみようと思う。
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荒木 飛呂彦
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